ゼラニウム精油

ゼラニウムアロマ製油

 

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 ゼラニウム精油とは

 

アロマでだけでなく、観賞用としても広く親しまれているゼラニウム。
暖かい地域を好むこの植物は、南アフリカが原産地で、17世紀ごろになるとオランダをはじめ、ヨーロッパに伝わりました。
ローズのような香りがするのは、ゲラニオールやシトロネロールなどローズと同じ芳香成分がが多く含まれているためです。
その香りのよさから、18世紀にはフランスで香水の原料としても使われるようになり、現在でも高価なローズの代用品として、石鹸や化粧品、ヘアケア製品などの香料として使用されています。
 
華やかな香りを持つローズゼラニウムが一般的には知られていますが、実はゼラニウムには約200種類を超えるさまざまな品種が存在し、「ローズ系のゼラニウム」以外にも、「レモンゼラニウム」「シナモンゼラニウム」「ペパーミントゼラニウム」なるものもあります。
これらの特に香りが良いものをセンテッドゼラニウムと呼び、そのなかでもアロマオイルとして使用される種類はさらに限られていて、アフリカ南部やエジプトが原産(*1)の「葉に芳香成分(*2)」を持つフウロソウ科ペラルゴニウム属のローズゼラニウムがそれに相当します。
 
ちなみにゼラニウムの学名となっている「Pelargonium」は、ゼラニウムの種子がコウノトリ([ギリシャ語] Palargos:コウノトリ)のくちばしに似ていることから、その名がついたとされており、日本(*3)では「テンジクアオイ」という名称でも親しまれています。

 

(*1) アフリカ南部のレユニオン島(フランス領)を産をゼラニウムブルボン、エジプト産をゼラニウムエジプトと区別する場合があり、成分に若干の違いがあります。
(*2) ゼラニウムの精油は、華やかな花びらを持つため花びらから抽出されていると思われがちですが、葉の部分からオイルが抽出されます。
(*3) 日本には江戸時代終り頃の1860年代に伝わったとされています。

 

特徴のまとめ
名前 ゼラニウム
(Geranium)
学名 Pelargonium graveolens
科名 フウロソウ科
抽出部位 花・葉(水蒸気蒸留法)
ノート ミドルノート
香り 新鮮なグリーンと甘いフローラルさが混ざったような香り
禁忌 妊娠中は避けるべき精油です(刺激強め)

 

ゼラニウムの効果

 

 ゼラニウムの効果・効能

 
ローズと共通の成分があり、甘い香りがします。さまざまなバランスをとる精油で、心身のバランスや月経不順・更年期などのホルモンバランス、皮脂のバランスも整えてくれます。リンパ系を刺激してあらゆるスキンケアにオススメの、美容に良い精油といわれ、むくみを改善する効果も期待できます。

 

こころへの作用

 
華やかな香りのゼラニウムの成分にはゲラニオールやシトロネロール、リナロールなど鎮静作用をもつものが多く、また女性ホルモンのエストロゲン分泌を増加させるホルモンバランスを整えてくれる効果があります。更年期障害に伴う心身の不調、生理不順やPMS(月経前症候群)からくるストレス性の不調を緩和するのに役立つと言われています。

 

からだへの作用

 
成分のシトロネラールやリナロールには鎮痛・鎮静効果があり、筋肉痛や神経痛、関節痛、月経痛などを和らげてくれる効果が期待できます。
またエストロゲン分泌を促し、ホルモンバランスを整えてくれるので、PMSといった婦人科系の症状改善をサポートする働きもあると言われています。

 

スキンケア

 
血液の循環を促してリンパの滞りを良くしたり、高い利尿作用から老廃物を排出する作用もあることから、むくみ解消などに良いでしょう。
また、ゼラニウムの芳香成分であるゲラニオールの効果には肌の炎症を鎮めてくる働きがあるのでニキビケアにも良いとされています。
その他にも保湿効果や乾燥肌への皮脂バランスの調整作用や肌に弾力を持たせてくれる効果、さらにはシワの引き締めといった収れん作用などの効果もあげられ、エステなどのアンチエイジング用ケア用品であったり、スカルプケア用品としてもよく使われています。

 

くらしを彩る

 
ゼラニウムの芳香成分のシトロネロール虫除けにも効果的とされており、アロマオイルを使って虫よけスプレーなどを作ることも可能です。

 

禁忌

妊娠中などの使用を避けること
女性ホルモンのエストロゲンの分泌を促す働きがあるため、妊娠中や授乳中の使用は控えてください

 

※アロマテラピーは医療ではありません。天然の香りは心身の健康に良い作用をもたらすと認められていますが、不調改善を保証するものではありません。

事故やトラブルに関して責任を負いかねますので、あくまでも自己責任にてご使用をお願いいたします。
持病をお持ちの方、妊娠中の方、お子様に使用する場合や、その他使用に不安のある方は、専門家や専門医に相談することをお勧めいたします。

 

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