エレミ精油

エレミ製油

 

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 エレミ精油とは

 

エレミはフィリピンに自生する樹木で、フランキンセンス(乳香)やミルラ(没薬)の近縁種。

精油は樹木の樹脂から抽出され、フランキンセンスなどと同様、抗菌・防腐作用があることから、エジプトではミイラを作るときの腐敗防止剤として、古代アラビアやトルコでは芳香として、また、ヨーロッパでは、皮膚に塗布する軟膏の原料として利用されてきました。

樹脂から取れるアロマ製油

 

主要な産地でもあるフィリピンでは果肉は食料に、木材は家具として、そして粘性のある樹液はアロマだけでなくワニス(ラッカー)として利用されています。

食用エレミフルーツ

 

香りの特徴もフランキンセンスに似ていますが、それに比べるとリモネンの爽やかな甘みにスパイシーさが合わさった感じで、フルーティーな香りの香水の原料に使用されることもあります。

 

特徴のまとめ
名前 エレミ
(Elemi)
学名 Canarium luzonicum
科名 カンラン科
抽出部位・方法 樹脂(水蒸気蒸留法)
主な成分 リモネン(50~60%)、β-ピネン、β-フェランドレン、エレモール(10~20%)
ノート トップノート
香り 柑橘系の香りの中にウッディさとスパイシーさも混ざった香り
利用法 アロマテラピーとヨガを賢く使う
禁忌 皮膚刺激が強いため、敏感肌・アレルギー体質の人は注意が必要

 

エレミ精油の効能

 

 エレミの効果・効能

 
柑橘系の香りに、ウッディな香りとスパイシーさが混ざった香りはこころを落ち着かせ、また呼吸器系の不調や、炎症に効果的で、免疫力を高めてくれるので風邪に効果的とされています。また抗菌作用や防腐作用があり、肌ケアにも良い精油とされています。

 

こころへの作用

 
抗不安作用のリモネンを多く含んでいるため、ストレスを和らいで心を穏やかにさせてくれます。また眠気を誘発せずに心を鎮静化できることから、古くは寺院などでの瞑想に使われることもありました。雑念を取り払い、集中力も高めるのが必要な時などに良いでしょう。
 

からだへの作用

 
エレミに含まれるα-ピネンには抗菌や免疫調整機能があるとされます。また主成分であるリモネンは自律神経を刺激し、血行循環を良くし身体を温める作用があると考えられているため、呼吸器系の不調、風邪などの感染症予防・ケアに良いとされています。

 

スキンケア

 
15世紀以降のヨーロッパでは、傷を治癒するための軟膏の原料として使用されてきたそうです。(*注1)
また、抗菌、抗真菌、消毒作用があるため、白癬などの水虫ケアや皮膚炎、ニキビケア、虫刺されにも良いとされています。
加えて、エレミの成分でもあるエレモールには抗菌作用、抗真菌作用があるとされており、血清のIgEの数値を抑え、アトピーやダニ、花粉などのアレルギー性過敏反応を抑える可能性があるとされています。

(*注1)成分にメチルオイゲノールが含まれている場合は皮膚刺激性があるので、かえって傷口や炎症を悪化させることもあるので身体に直接塗布するには注意が必要です)

 

禁忌

皮膚刺激の可能性があるので、敏感肌の方のご使用はお控えください。

 

※アロマテラピーは医療ではありません。天然の香りは心身の健康に良い作用をもたらすと認められていますが、不調改善を保証するものではありません。

事故やトラブルに関して責任を負いかねますので、あくまでも自己責任にてご使用をお願いいたします。
持病をお持ちの方、妊娠中の方、お子様に使用する場合や、その他使用に不安のある方は、専門家や専門医に相談することをお勧めいたします。

 

 オレンジスイート精油を使ったおすすめの利用法

 

芳香浴をしてみましょう
 
エレミを使ったおすすめのブレンド例

 
[大事な入学試験前などに]

エレミにはイライラした気持ちを鎮めたり、ストレスを取り払って集中を高めてくれる働きがあります。
また冬の寒い時期に行われる大切な入学試験前など、体調を崩してはいけない時期の感染予防対策にもその効果を発揮してくれそうです。

エレミ(3滴)
ローズマリー(2滴)
ペパーミント(1滴)

雑念を取り払ってくれるエレミ精油をベースに脳の血流を増やして集中力を高めるローズマリーの香りと眠気を覚まし活力を与えてくれるペパーミントのブレンドはいかがでしょうか。
 

 

 

 アロマに包まれた空間で身体の反応を感じる

 

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