パチュリ精油

パチュリアロマ製油

 

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 パチュリ精油とは

 

東南アジアの東南アジアなどの標高900~1800mの熱帯の日当たりの良い肥沃な大地に自生するシソ科の多年草で、紫がかった白い花を咲かせます。年に2~3回収穫され、雨期のものが最高品質と言われています。

パチュリは古くから中国では薬草として使われてきました。これは霍香(かっこう)という漢方で解毒や健胃、止瀉などに効果があるといわれています。またマレーシアやインドなどでは、虫さされた蛇に噛まれたときの解毒としても使用されてきたようです。
香りは強く「湿った土」や「墨汁」などの香りに例えられたり、オリエンタルでスモーキーな落ち着いた香りと評されることもあり、その独特の香りは好き嫌いがはっきりと分かれるようですが、催淫効果もあるということからエキゾチックな香りづけとして高級化粧品や香水などの香料にもよく使われています。
またこの香りをインドでは古くはお香の材料に使ったり、乾燥したパチョリの葉を衣服の防虫剤として使用しており、18~19世紀ごろになるとインドから輸出された高級な布や衣服に付着していたその香りが共にヨーロッパにまで伝わりました。
そのため、当時のヨーロッパではパチュリの香りがする布は高級インド産の証であるとしていたそうです。

 

特徴のまとめ
名前 パチュリ
(Patchouli)
学名 Pogostemon patchouli
科名 シソ科
抽出部位 葉・枝(水蒸気蒸留法)
ノート ベースノート
香り オリエンタルで土のような香り
注意 刺激の強い香り

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パチュリオイルの効能

 

 パチュリの効果・効能

 
ほのかに土っぽさがただよう大地を思わせる深く落ち着いた香りのパチュリは大きなやわらかい葉を持つ熱帯地方原産のシソ科植物で、古くは解毒としてや虫よけにも用いられてきました。
また、その静かな深みある香りが心を鎮めてくれ感情のバランスをとる手助けをしてくれると同時に、食欲を抑える効果もあるため過食気味のときに助けてくれます。

 

こころへの作用

 
主成分であるパチュリアルコールは鎮静作用のある土を思わせる香りで、高ぶった気持ちや緊張、不安を和らげ、心を穏やかで安定した状態に導いてくれる働きがあります。
浮足立ってしまいがちな時やイライラ、憂鬱など気持ちが落ち着かない時などに、現実にしっかり足をつかせてくれ意識をクリアにして冷静さを必要としている時に有効な精油でしょう。また考えすぎや気の使いすぎの時などにもメンタルバランスを整えてくれたり、ストレスや不安を軽減させたい時、考えを明確にして判断力を高め創造力を高めたい時などに使ってみるのもオススメです。

 

からだへの作用

 
パチュリは身体を温めてくれる働きと同時に、消炎する作用があるため疲労による免疫力低下時に体力を回復するのに効果的と考えられており、また健胃作用・利尿作用があることから、一部の自然療法では腎臓結石の予防にも使われたり、腸にたまった水分を調整して下痢、便秘、消化不良などに役立つともいわれています。
また、血行を促進させ身体を温める作用や女性ホルモンを整えてくれる働きがありますので、冷え性やPMS(月経前症候群)の症状軽減といったような女性特有の不調にも良いとされています。
*ただし成分にはセスキテルペンアルコール類が含まれており、これには「エストロゲン様(よう)作用」という女性ホルモンに似た作用がありますので、妊娠初期の方はご使用を避けてください。
さらに、リンパを強壮する働きや炎症を抑える効果があることから筋肉痛や関節痛、腰痛などの改善にも良いとされています。

 

その他の効果・作用

 
【催淫作用】
パチュリはにはイランイランの香りのように催淫特性を持つ香りとして知られています。甘く艶やかなのイランイランの香りとは対照的な香りですが、多めに用いることで刺激や活力を増す効果、官能的な喜びや創造的な表現を促す働きがあると言われています。
※パチュリは少量を用いれば鎮静、多量に用いると刺激効果が増すと言われています。

 

【風邪・インフルエンザなどの感染症予防】
パチュリー精油の主成分、セスキテルペン類のパチュロール(パチュリアルコール)やパチュレンには抗菌効果や消毒といったインフルエンザウイルスの感染過程を阻害する働きがあります。
また抗炎症作用が期待できるα-ブルネセンやカリオフィレンが含まれているのでインフルエンザの感染流行期における感染予防や感染後の発熱、咳などの症状緩和にも良いとされています。

 

スキンケア

 
原産であるアジアでは伝統的にパチュリは乾燥・湿疹などの皮膚トラブル、フケや頭皮の脂っぽさなどのケアに民間治療薬として利用されてきたそうです。
これは現在でもスキンケア化粧品に使わており、細胞成長促進・皮膚軟化作用はシワやシミ、くすみといったエイジングを抑えてくれるセスキテルペンアルコール類のパチュロールが全体の約30%以上含まれているためと考えられています。
また収れん作用に合わせて血液循環促進やリンパを強壮する働き、利尿作用などより、むくみ解消やたるんだ肌を引き締める作用がある為、過度のダイエットや出産後の皮膚のたるみなどによるセルライトケアなどの改善やハリのあるお肌作りなどにも効果的です。加えて、抗炎症作用、抗菌・抗真菌作用や殺癬作用を持つとされることからニキビ予防・水虫や真菌性皮膚炎・ヘルペスなどの感染症予防にも良いだけでなく、傷、あかぎれ、湿疹、乾燥肌など肌荒れの症状もみずみずしく整えてくれる効果が期待されます。

 


 

 パチュリと相性の良い精油

ブレンドの効果:特徴的な落ち着いた土の香りは、心の安定を助けます。


サンダルウッド

瞑想や精神的な集中力を高めたい時に効果的

 


オレンジスイート

気分を明るくし、リラックス効果を高たい時に

 


ラベンダー

深いリラクゼーションを促進し、ストレスを軽減

 

 


 

禁忌

パチュリの成分にはセスキテルペンアルコール類が含まれており、これには「エストロゲン様(よう)作用/女性ホルモン様作用」という女性ホルモンに似た作用がありますので、妊娠初期の方は利用を控えてください。
また長時間や多量による使用で食欲不振、不眠、神経系の発作など起こす危険性が指摘されています。使用量には注意してください。

 

※アロマテラピーは医療ではありません。天然の香りは心身の健康に良い作用をもたらすと認められていますが、不調改善を保証するものではありません。

事故やトラブルに関して責任を負いかねますので、あくまでも自己責任にてご使用をお願いいたします。
持病をお持ちの方、妊娠中の方、お子様に使用する場合や、その他使用に不安のある方は、専門家や専門医に相談することをお勧めいたします。

 

 パチュリ精油を使ったおすすめの利用法

 

オリエンタルな香りから出来た香水
その特徴的な香りから万人向けとは言えませんが、香水の香料としても使用されることが多く、ゲランのシャマードや、エルメスのカレーシュなどが登場1960年頃から、ジャスミンやサンダルウッドと並びトレンドとなっています。

 

 

トムフォード パチュリ アブソリュ キャンドル

ダークでミステリアスな側面を持つ究極のモダンな深い催眠にかけられたようなパチュリの香りはトムフォードの最も愛する香水成分の1つ。
そのパチュリを魅惑的な深みのある幻覚的な新しい香りに仕立てました。
Patchouli Abssoluは、豊かで神秘的、かつ官能的な象徴的のパチュリを原材料に使用し、催眠術をかけられたような現代的な香りのキャンドルです。

 

 

 アロマに包まれた空間で身体の反応を感じる

 

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