サイプレス精油

サイプレスアロマ精油

 

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 サイプレス精油とは

 

サイプレスは地中海地域が原産の温暖気候の乾燥地に育つ常緑針葉樹。日本語で「糸杉」(いとすぎ)とも呼ばれ、成長すると25m以上もの高木になります。
学名の「Cupressus sempervirens」の[Cupressus]はギリシャ神話のキュパリッソス少年に由来しており、自分の大切にしていた鹿を誤って矢で射殺してしまったことで、嘆き哀悼し続ける少年を神がサイプレスに変えてしまったというストーリーからきています。また[sempervirens]には「永遠の命」という意味があり、これは常緑樹であるサイプレスが冬でも落葉しないことから名づけられたものです。
そういったストーリーから、古代ローマ時代より「死者を哀悼する木」として崇められており、ヨーロッパでは教会や墓地の周囲に植林されてきました。
またキリストが磔にされた十字架もサイプレスで作られたという言い伝えもあります。
現代では強度が高く、高い抗菌作用から腐食しにくく害虫も寄り付きにくいという性質からフローリングやデッキ、壁などの住宅用建材にも多く利用されています。

 

特徴のまとめ
名前 サイプレス
(Cypress)
学名 Cupressus sempervirens
科名 ヒノキ科
抽出部位・方法 葉、球果・水蒸気蒸留法
ノート ミドルノート
香り フレッシュなグリーン調にほのかにシトラスの香り
禁忌 妊娠中は避けるべき精油

 

サイプレスの木

 

 サイプレスの効果・効能

 
サイプレスは森の中にいるような豊かな木の香りが森林浴の効果をもたらし、気分をリフレッシュさせ、頭を冷静にすっきりとさせてくれる働きがあります。体内の余分な水分を排出してむくみを改善。リンパの流れを良くしたり、ホルモンバランスを整える作用もあります。

 

こころへの作用

 
森の中にいるような豊かな木の香りは気分をリフレッシュさせ、頭を冷静にすっきりとさせてくれる働きがあります。
イライラや緊張などで心が落ち着かない時に感情を静め呼吸も整えてくれるので、平静を取り戻してくれる効果が期待できます。

 

からだへの作用

 
体内の余分な水分や老廃物を排出してむくみを改善したり、ホルモンバランスを整え更年期や月経不順の改善にも有効であると言われています。
免疫力を高め、咳や喘息を抑えてくれるので気管支の不調の改善にも期待できます。ミスト系のアロマディフューザーなどでお部屋に芳香させてあげるのも良いでしょう。

 

スキンケア

 
リンパの流れを良くしたり、収れん作用(毛穴を一時的に引き締めて、汗や皮脂の過剰分泌を抑制する作用)があるとされており、お肌の引き締めや炎症、セルライト除去、多汗を抑える効果が期待できますので、マッサージオイルとしての使用にも良いとされています。

 

禁忌

皮膚刺激が強いため、高濃度での使用は避け、敏感肌の方は直接肌に付けるのを控えましょう。
また排卵を促すセスキテルペンアルコール類のセドロールを含むので、妊娠中の利用は控えてください。

 

※アロマテラピーは医療ではありません。天然の香りは心身の健康に良い作用をもたらすと認められていますが、不調改善を保証するものではありません。

事故やトラブルに関して責任を負いかねますので、あくまでも自己責任にてご使用をお願いいたします。
持病をお持ちの方、妊娠中の方、お子様に使用する場合や、その他使用に不安のある方は、専門家や専門医に相談することをお勧めいたします。

 

 サイプレス精油を使ったおすすめの利用法

 

アロマ化粧水の作り方
 
少し油分が多いかなとお肌にお悩みの方は、アロマ精油を使ってご自身にあった化粧水を作って、ケアしてみるのはいかがでしょうか。
 
作り方はとても簡単で、材料も少しそろえるだけで、ご家庭でも簡単に作れます。
天然のものだけなので保存料が入っていません。
 

 
<材料>
精製水 45ml
グリセリン 5ml
無水エタノール 5ml
サイプレス精油 3滴
ラベンダー精油 3滴
ティートゥリー精油 1滴
スプレーボトル 100ml
計量カップ
*プラスチック製のスプレーボトルや計量カップは精油の成分でとけることがあるので、ガラス製のものを使用してください

 
<作り方>
1.軽量容器に無水エタノール5ml とグリセリンを5ml入れてしっかり混ぜる
(グリセリンは溶けにくいのでマドラーなどでしっかりとかき混ぜること)
2.➀に精油を加えもう一度よく混ぜる
(お肌の状態や香りの好みに合わせて、精油の滴数は調整しても構いません)
3.➁にスプレーボトルに入れ替えて精製水45mlを入れよく振って混ぜ合わせたら完成
 
たくさん作り置きせず1~2週間で使いきれる量だけにし、常に新鮮な状態のものをお肌につけてみましょう。

 

 

 アロマに包まれた空間で身体の反応を感じる

 

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